地震や台風などの災害の被害に遭いやすい日本国内において、災害の際に行われる支援活動は重要な役割を果たしています。支援活動のボランティアチームの中でも、シビックフォースは、国内で大規模災害が起こった際に支援活動を行っているNGO・NPOや政府、企業、医療機関などの緊急合同支援チームです。今回は、シビックフォースについての概要や寄付、口コミなどについてご紹介します。
Contents
シビックフォースってどういう団体なの
団体名 | 公益社団法人 Civic Force(緊急即応チーム) |
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URL | https://www.civic-force.org/ |
設立 | 2009年1月29日 |
本部所在地 | 〒151-0063 東京都渋谷区富ヶ谷2-41-12 富ヶ谷小川ビル2階 |
主な事業内容 |
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シビックフォースは、2009年1月29日に設立されました。代表理事と事務局長は根木(前田)佳織氏、理事は阪本雄一郎氏と真下八十雄氏、幹事は荒木洋氏となっています。シビックフォースが行っている事業には次のものが挙げられます。
- 大規模な災害を支援するためのNPOやNGO、企業、政府、行政が連携できるようなプラットフォーム作り
- 緊急災害が発生した時にパートナーと協同することによって行う支援事業の実施
- アジア太平洋地域との連携
災害は突如起こるものなので、事前に準備し迅速かつ適切な支援を実行できるように整えています。また、災害が起こった直後の募金の呼びかけも行っています。
様々な支援を展開
普段から各組織同士で連携して災害時の支援プログラムの策定や訓練、防災活動などを行ており、実際に大規模災害が起こった際に円滑に活動できるように備えています。また、緊急災害が起こったら、直ちに情報収集を行い、ヘリ手配やロジサービス、備蓄物資を活用した支援活動、募金活動などを行う流れになります。
例えば、2011年3月11日に発生した東日本大震災の際にも率先して支援活動を行い、以後継続的に被災地支援を行っています。最近では2019年10月12日に日本に上陸し甚大な被害をもたらした台風19号の際にも、支援事業を率先して行いました。また、国内のみならずアジア太平洋地域とも連携活動を行っており、2012年に設立されたアジアパシフィックアライアンスの活動にも参加しました。
シビックフォースの寄付ってどうなの?
シビックフォースでは、被災地の復旧や未来の災害に対する備えなどに対して、常時寄付を受け付けています。実際に緊急災害に対する支援活動に参加できなくても、シビックフォースへの寄付によって支援活動の援助が可能です。シビックフォースの活動状況は、公式サイトで公開されているほか、3ヶ月に1回ニュースレターとして公開されています。シビックフォースが受け付けている寄付内容をご紹介しましょう。
新型コロナウイルス感染予防事業
新型コロナウイルス感染予防事業に対する寄付は、オンライン募金、銀行、ゆうちょの3
種類から寄付が可能です。オンライン募金は、「Bokinchan」を通じてクレジットカードやコンビニ、Suicaなど様々な方法で募金可能です。
自然災害や震災での支援活動
台風19号(2019年)支援活動への寄付
台風19号の支援活動への寄付は、オンライン募金、銀行、ゆうちょから寄付が可能です。
シビックフォース活動全般への寄付
シビックフォースの活動全般に対する寄付は、オンライン募金、銀行、ゆうちょに加えてSoftBankのスマートフォンからも寄付が可能です。
東北支援活動への寄付
東日本大震災の被災地への支援活動に対する寄付も、オンライン募金、銀行、ゆうちょからできます。
パートナーとの連携
シビックフォースは、災害時の支援を行うためには情報、人、資金、モノが必要だと考えています。効率的に情報を共有したり活用したりするために、普段から企業や行政、NGOと協議を行って、防災訓練などを実施しているのです。シビックフォースの取り組みに賛同しているパートナーは、以下の通りです。
リーディング・パートナー(1口50万円)
株式会社Soumei Japan
パートナー(1口10万円)
募集中
災害時支援パートナー
- 緊急災害対応アライアンス「SEMA」
- オズビジョン
- VOYAGE GROUP
- アスクル
- GUNZE
- ファインズ
- ビームス
- 静岡県袋井市
- 宮城県気仙沼市
- 三重県
- 愛知県
- 国際協力NGO ピースウィンズ・ジャパン
- アジアパシフィックアライアンス・ジャパン(A-PADジャパン)
会員制度の導入
シビックフォースでは会員制度を導入しています。会員には、法人向けと個人向けがあるのでそれぞれについて見ていきましょう。
法人向けの会員
法人向けの会員は、リーディング・パートナー(1口50万円~)とパートナー(1口10万円~)の2種類があります。リーディング・パートナーは、ロール・モデルになれる企業を求めています。
会員になると、シビックフォースと協同で災害時緊急即応計画(コンテンジェンシープラン)の作成や広告媒体で社会に向けてPRなどたくさんのメリットが受けることが可能です。パートナーは、シビックフォースと防災活動を行ってくれる企業を求めています。シビックフォースが主催するイベントに関する情報の入手が可能です。
個人向けの会員
個人向けの会員は、マンスリーサポーターと呼ばれています。クレジットカードを使って寄付ができ、東日本大震災など大きな災害があった時の寄付や災害が起こった時用の準備活動に使われます。毎月定額の寄付ができ、1,000円単位で好きな金額が選べる点がメリットです。
シビックフォースの評判や口コミは?
シビックフォースに対して寄せられている評判や口コミをチェックしてみましょう。
たまたま今対談しているんだけど、シビックフォースは東日本大震災の前の2009年にできている。災害支援のNPOにちゃんとお金が回っていて、最初から組織されているって重要な備え。https://t.co/U2mhuTLYpg
— 今井紀明 10代の声を聴いて伝えるNPO代表 (@NoriakiImai) April 5, 2019
災害が起きたとき、最近はシビックフォースさんに寄付しています。直でプロの救助隊を支援できるのがいいなあと。
北海道地震の救助にもすでに出発し、寄付受付も始まったようです。私は今寄付しました。興味ある方はサイトをぜひみてみてね〜。
北海道地震緊急支援↓https://t.co/klU6yiTbU6
— ハラユキ harayuki (@yukky_kk) September 6, 2018
災害に強いのは普段とのつながり。シビックフォースはプラットフォームとしていくつもつながってるからすぐにいろいろな支援ができる。
人は一人では生きられないから周りを大切にしないとですね。#減災#防災#災害支援#仲間
https://t.co/nm8MIKMCE3— チキンくん@災害・減災 (@bousaichicken) December 27, 2019
先程、災害支援のプロフェッショナルであるシビックフォースに寄付しました。どうか被災された方への支援の一助になりますように。
— ダッチ (@daaatch) June 18, 2019
以上のように、シビックフォースは災害のプロフェッショナルである点や、東日本大震災の前から組織されていた団体であること、普段からしっかりと防災活動や支援活動に励んでいるなどの要素が高く評価されていました。
まとめ
シビックフォースは緊急災害支援のプロフェッショナル団体として国内で災害が起こった時、即座に駆け付け的確で迅速な支援活動を行う合同組織です。有事の際だけでなく、日頃から災害に備える活動や被災地の支援活動などを行っています。常時寄付も受け付けているので、興味のある方はぜひ募金での参加をおすすめします。