ピースボート災害支援センターってどう?口コミや評判をまとめました。

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日本は、世界的に見ても高い「備える力・防災力」があるとされています。しかし、それをも上回る大きな災害を数多く経験し、さらに近い未来に巨大災害の発生が懸念されています。地震や台風、豪雪などの災害時に、必要とされるのが災害ボランティアです。

「ピースボート災害支援センター」では、世界各国へボランティアの派遣や災害に備えた取り組みを行っています。今後さらに注目を浴びることも考えられるピースボート災害支援センターについてご紹介しましょう。

Contents

ピースボート災害支援センターってどういう団体なの

団体名 一般社団法人 ピースボート災害支援センター(PBV)
URL https://pbv.or.jp/
設立 2011年4月
所在地(本部) 東京都新宿区高田馬場三丁目13番1号2F-A
主な事業内容
  • 世界各国の災害支援活動
  • 被害の最小限を目指す防災・減災

ピースボート災害支援センターは、被災地での支援活動や災害に負けない社会を目指し活動している非営利団体です。まずは主な活動内容について詳しくご紹介していきましょう。

世界各国の災害支援活動

ピースボートの支援活動の原点は、1995年の阪神・淡路大震災となります。それ以降は、台湾・トルコで起きた地震やアメリカのハリケーン、津波被害を受けたスリランカ、森林火災が起きたオーストラリアへなど災害に見舞われた世界各国へ救助活動を続けてきました。

そして、2011年に起きた東日本大震災の支援活動をきっかけに「ピースボート災害支援センター」が設立されます。設立後も、日本各地で起きた地震や土砂崩れ、豪雪などの被災地の支援活動を続けてきました。災害の種類やレベルによって活動内容は異なりますが、まず被災地へスタッフを派遣して現地の視察を行い、ニーズや状況を把握することから始まります。

ボランティアや物資、資金を考慮し支援内容の決定を行い、ボランティアの募集や受け入れを開始し、現場へ派遣スタッフが送られます。その後も、日々変化するニーズや状況に合わせて適切な取り組みが進められています。

また、ピースボート災害支援センターの設立のきっかけとなった東日本大震災でも、震災後すぐに救助活動が開始されました。地震発生後すぐに現場へスタッフを派遣し、宮城県石巻市と女川市で被災者を守るための緊急支援活動が行われたのです。そして、災害後も復興支援活動に関わり、2016年には「一般社団法人ピースボートセンターいしのまき」を設立し今なお復興活動を続けています。

さらに、ピースボート災害支援センターでは、福島に住む子どもたちに希望と健康を届けることを目的とした「福島子どもプロジェクト」も行っています。福島に住む人々にとって、原発事故の放射能への不安は消えません。少しでも不安を解消し、明るい未来を夢見てほしいという気持ちから、子どもたちの国際交流の場を提供しています。

被害の最小限を目指す防災・減災

ピースボート災害支援センターは支援活動だけでなく、災害から身を守るための防災や減災を目指しています。

災害ボランティア・トレーニング

自然災害が起きてしまうのを止めることはできませんが、これまで起きた災害を振り返ることで次また起きるであろう災害に備えることは可能です。ピースボート災害支援センターでは、ボランティアにより効率的に活動してもらうために、「災害ボランティア・トレーニング」を実施しています。

災害現場でのボランティアは復興の後押しにもなる大切な存在です。一般的に災害ボランティアは、専門的な内容でなければスキルや知識は求められていません。しかし、トレーニングを通じて支援活動のイメージを養い、心構えや注意点を学ぶことでボランティアの力を引き出すことができます。これによってスピーディで効果的な支援活動につながるのです。

防災グッズの販売・防災教育

また、災害への備えとしてそのためには日頃から防災について学び、危険性や対処法を考えることが大切です。災害への備えが、自分や大切な家族を守ることにつながります。ピースボート災害支援センターは、災害経験者の話や経験をもとに、大切なものを守るたまえの「防災グッズや備蓄品の提案・販売」を行っています。

売上げの1%は、社会貢献活動を実施しているNPO団体へと寄付される仕組みです。また、消費期限が近づく備蓄品を抱えている企業と連携し、破棄される前に回収・活用を行っています。他にも、ピースボート災害支援センターでは、講演会やイベントなどを通して災害時の対応方法などの様々な「防災教育」に取り組んでいます。

家族構成や住んでいる場所に合わせて、災害時にどのような行動をしたら良いのか具体的に考えることが必要です。過去の災害を学び、お互いが支え合える環境づくりを目指しています。

ピースボート災害支援センターの寄付についての特徴

ピースボート災害支援センターは、非営利団体です。被災地での救助活動や災害に負けない社会を目指した取り組みは、寄付や助成金などから運営されています。ピースボート災害支援センターでは現在、災害時に迅速に支援活動を行うための「支援金」を必要としています。災害が発生してから寄付活動を始めていては遅いです。発生より前からいつでも利用できる準備金があれば、必要な時にすぐに動くことができます。

また、支援金は被災者の悩みを解決する手段にもなるのです。「義援金」もまた被災地のための寄付金ですが、届くのには時間がかかってしまいます。しかし、支援金があれば今抱えている悩みを解消することができるでしょう。寄付金は、炊き出し支援や避難所支援、食料支援などに役立てられます。

募金活動

では、ここからは個人が行える募金活動についてご紹介していきましょう。寄付の方法は、銀行などからの振り込みやクレジットカードなどです。「お互いさまサポーター」として毎月の寄付を行ったり、一度のみ好きな金額を寄付したりと様々な種類があります。

また、現金以外にも家で使っていない物を寄付することも可能です。「お宝エイド」では、家で使用していない「お宝」を受け付けています。寄付できる物は、絵画や骨董品、中古本、切手など様々です。しかし、パソコンや衣類、家電、家具などは対象外となります。寄付したい物を段ボールに詰めて発送すると査定額より10パーセント上乗せされた金額が、ピースボート災害支援センターへと寄付されます。

他にも、「ありがと本」では中古本や中古CDの買い取り金額がピースボート災害支援センターへと送られます。個人以外にも、企業や団体でも参加が可能です。「お宝エイド」も「ありがと本」も、送料無料で発送ができるので誰でも気軽に寄付活動が始められます。押し入れや物置の中で眠っている物を処分するのではなく、社会貢献の一つとして寄付するのが良いでしょう。

税制優遇措置

特定の法人へ寄付を行った場合には税制優遇措置がとられます。税制優遇措置は、たくさんの人に寄付活動をしてもらうことを目的としたものです。個人がNPO法人などに年間2,000円以上寄付した場合には「寄付金控除」を受けられます。寄付金控除は「所得控除」か「税控控除」のどちらか有利な方を選択できます。

所得控除

(寄付金-2,000円)×所得税率=寄付金控除額

※寄付金の合計は、年間所得額の40%を限度としています。
※年間の所得額によって、所得税率は異なります。

税額控除

(寄付金-2,000円)×40%=寄付金控除額

※寄付金の合計は、年間所得額の40%を限度としています。
※寄付金の控除額は、所得税額の25%を限度としています。

控除が受けられるのも寄付のメリットの一つだと言えます。「税額控除」の方が有利なことが多いですが、所得税率によっては「所得控除」の方が良い場合もあります。自分はどちらの方が有利なのかどうかは、近くの税務署に相談するのが良いでしょう。確定申告を行うことで返還されるので、寄付を行った際には忘れずに行いましょう。

ピースボート災害支援センターの評判・口コミ

ここまでは、ピースボート災害支援センターの概要や寄付についてご紹介してきました。
最後に、ピースボート災害支援センターが支援活動を行った地域の口コミ・評判についてご紹介しましょう。

すぐに現場に駆け付け、状況の把握のための視察を行っているようです。
迅速で適切な行動が、被災地の支援や復興活動につながっています。

大学にも講師として呼ばれ、セミナーを行っているようです。実際に被災地を見ている講師からの「リアルな話」が生徒たちの良い刺激になり、今後の災害への備えについて考えるきっかけとなったでしょう。

「おもやいボランティアセンター」が実施する防災カフェでも、防災講座が実施されています。企業同士が協力し合うことでより強い発信力へとつながり、災害に備えた対策や危機感がより多くの人へ周知されることになるでしょう。

まとめ

今回は、ピースボート災害支援センターについてご紹介しました。地震大国と呼ばれている日本に住んでいる私たちは、今一度「地震・災害」について考え、災害に備える必要があります。ピースボート災害支援センターは、防災教育や災害への備えに力を入れています。
ひとたび災害が起きると、今までの当たり前が当たり前ではなくなります。

災害への備えの一つである「支援金」は、被災者が最も必要としているものです。支援金が多ければ活動の幅が広がり、スピーディに救助活動も始められます。災害のために備えたいと思う方は、一度寄付について考えてみましょう。

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